Azure Arc Connected Machine エージェントを Windows Server 2008 R2 にインストールする!

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Azure Arc 対応サーバー

Azure Arc 対応サーバーは、Azure 以外の場所で稼働しているサーバーに Connected Machine エージェントをインストールすることで Azure 以外の場所で稼働しているサーバーを Azure から管理するサービスです。

Connected Machine エージェント

Arc 対応サーバーに登録することで、Azure で提供されている下記のサービスを利用することでクラウドの機能を利用した運用環境を準備することができます。

  • Azure Policy ゲスト構成
  • VM 拡張機能
  • Azure Monitor
  • VM Insighws
  • Automanage
  • Automation Account
  • Update Management
  • Defender for Servers
  • Microsoft Sentinel

詳細はこちらの Docs を参照ください。
サポートされているクラウド運用

サポートOS

Windows Server 2012 (無印) のサポートはありませんが、Windows Server 2008R2SP1 や Linux OS など幅広い OS がサポートされています。

サポートされるオペレーティング システム

  • Windows Server 2008 R2 SP1、2012 R2、2016、2019、および 2022
  • Desktop と Server Core の両方のエクスペリエンスをサポート
  • Azure Edition は、Azure Stack HCI 上で仮想マシンとして実行する場合にサポート
  • Windows IoT Enterprise
  • Azure Stack HCI
  • Ubuntu 16.04、18.04、20.04 LTS
  • CentOS Linux 7 および 8
  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 および 15
  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 および 8
  • Amazon Linux 2
  • Oracle Linux 7 および 8

ソフトウェア要件

Connected Machine エージェントのインストールには、下記のソフトウェアが必要です。

  • .NET Framework 4.6 以降
  • Windows PowerShell 5.1

Windows Server 2012 R2 以降ではどちらもプリインストールされているので、Arc 接続用のコマンドを実行するだけで接続できるのですが、Windows Server 2008 R2 は手動でのインストールが必要になります。

Windows Server 2008R2 SP1 に Connected エージェントのインストール

Windows Server 2008 R2S P1 には必要なソフトウェアがインストールされていないため、事前にインストールする必要があります。

.Net Framework のインストール

.Net Framework のサポートについては、こちらで確認できます。

サポートされているサーバーオペレーティングシステム

特に要件がなければ最新の4.8 をインストールがよいと思います。インストールに多少時間がかかりますが、気長に待ちましょう。

Windows Powershell 5.1 のインストール

Windows Powershell 5.1 はこちらからダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを解凍し、Install-WMF5.1.ps1 を実行してください。スクリプトにて KB3191566 がインストールされます。こちらのインストールにも時間がかかりますが、気長に待ちましょう。。

WMF5.1 のインストールには .Net Framework 4.5 以降が必要なのでインストールする順番に注意してください。

Powershell 5.1 のインストールが完了したら、Azure Arc Connected Machine エージェントをインストールすることができます。

Powershell のバージョンは下記のコマンドで確認できます。

$PSVersionTable

Arc 対応サーバーの登録

Azure Portal から Arc 対応サーバーの登録スクリプトをコピーし、対象の Windows Server 2008 R2 にて コマンドプロンプトや Powershell にて実行することで Arc に登録することができます。

登録が完了すると、Arc 対応サーバーの一覧に表示されます。

この状態になれば、Windows Server 2008 R2 サーバーに対して最初に紹介した機能を適用させることができるようになりますので、ぜひ登録してみてください!

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