Azure Powershell で RBAC 設定で BadRequest エラー
こんにちは。
Azure Powershell から Azure リソースに RBAC の設定をしようとしたら、Bad Request となり設定できませんでした。
手順としては、下記の「アクセス権の付与」を実施するとエラーになります。
ステップ3の、閲覧者権限を割り当てる New-AzRoleAssignment
コマンドで下記のようにエラーとなります。
PS /home/hiroshi> New-AzRoleAssignment -SignInName tara@mmhiro.com -RoleDefinitionName "Reader" -Scope $subScope
WARNING: We have migrated the API calls for this cmdlet from Azure Active Directory Graph to Microsoft Graph.
Visit https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2181475 for any permission issues.
New-AzRoleAssignment: Operation returned an invalid status code 'BadRequest'
調べてみると、New-AzRoleAssignment
コマンドは Az.Resources
モジュールに含まれており、そのモジュールを最新にすることで問題なく RBAC の権限割り当てができるようになりました。
そのため、Az.Resources モジュールを最新の 5.2.0 にアップデートし、再度同じコマンドを実行してみます。
念のため、現在インストールされている Az.Resource モジュールのバージョンを確認します。
Get-Module -Name Az.Resources
次に、Az.Resources モジュールのアップデートを実施します。-Force
オプションを付けないとアップデートできないので注意してください。
Install-Module -Name Az.Resources -Repository PSGallery -Scope CurrentUser -Force
最新のモジュールのインストールが終わったら、Powershell または Cloud Shell を再起動してください。Cloud Shell は、ターミナル画面の上の電源ボタンを押すと再起動できます。再起動後にバージョンを確認すると 5.2.0 にアップデートされているはずです。
Get-Module -Name Az.Resources
ModuleType Version PreRelease Name ExportedCommands
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Script 5.2.0 Az.Resources {Export-AzResourceGroup, Export-AzTemplateSpec, Get-AzDenyAssignment,…
まとめ
Az.Resources モジュールを最新にアップデートすることで、Azure Powershell から エラーなく RBAC 設定を実施できるようになりますので、試してみてください。