SCOM で Active Directory の監視

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SCOM エージェントをインストールして Active Directory の監視を行う場合、エージェントのインストールだけでは Active Directory の監視をできるようなりません。
エージェントをインストールしたタイミングでは問題なくみえますが、少しすると「状態」が グリーンからグレーアウトの状態となります。

これは、HSLOCKDOWN がローカルシステムアカウントを 拒否 する設定になっていることが原因ということです。 SCOM のトラブルシューティングにも対処内容が紹介されています。

そのため、Active Directory にインストールした Monitoring エージェントで、NT Authority\System アカウントを拒否設定を削除することで、問題なく Active Direcotry を監視できる状態になります。

Active Directory サーバーで HSLockdown.exe で設定値を確認

HSLockdown.exe は Monitoring エージェントをインストールしたフォルダにあります。

HSLockdown で 許可 または 拒否されているアカウントは、下記のコマンドで確認できます。

cd 'C:\Program Files\Microsoft Monitoring Agent\Agent\'
PS C:\Program Files\Microsoft Monitoring Agent\Agent> .\HSLockdown.exe /L

文字化けしているのですが、下記の項目が表示されます。

  1. 管理グループ名
  2. 許可
  3. 拒否

Active Directory を監視できるようにする

Active Directory を監視するには、拒否状態になっている NT Authority\System アカウントを削除します。

.\hslockdown.exe "Management_Group _Name" /R "NT AUTHORITY\SYSTEM"

NT Authority\system アカウントが削除されたことを確認します。

.\HSLockdown.exe /L

その後、Operations Manager Health Service を再起動します。

net stop healthservice
net start healthservice

すると、Active Directory が正常に監視できる状態になります。

以上となります。